「2019年07月」の記事一覧

知床のシャチは迫力があります

知床半島の周辺の海ではシャチを見ることもできますシャチは海の王者とも言われ、その獰猛さとは裏腹な白と黒の愛らしい容姿から、好きな人も多く、ぬいぐるみやキャラクターにもなっている、日本でも人気の哺乳類です。知床でも見ることのできるシャチとはどんな生き物なのか見ていきましょう。

シャチとは

シャチは鯨類に属し、人間を除外すれば天敵のいない、海の生き物の中では正に頂点にいる「海の王者」です。体長はメスでも5メートルほど、オスでは6.5メートルを超えるものもおりブリーチングと呼ばれる海面に体を打ちつけるジャンプなどは迫力があります。1日に100キロメートル以上の泳ぐこともあり、知能が高く獰猛なことで知られています。群れで行動することが多く、母親を中心として血の繋がりを持っています。生まれた群れから離れることは少ないようです。挟み撃ちなど高度な狩りのテクニックを持っており、その知能が高さから捕食する必要のない動物を襲うことも少ないそうです。

知床の海で見られるシャチ

シャチ 知床

知床半島を囲む海では、シャチだけでなくクジラやイルカなどに会うこともできます。ホエールウォッチングを目当てに知床を訪れる人々もいるほどです。知床には小型の船から450名ほど乗せることのできる大型の船まであり、様々なクルージングがあります。コースにもよりますが、知床のクルージングでは、カムイワッカの滝や知床連山など見どころがたくさんありますが、ぜひ海面にも注意を向けていてください。必ずではありませんが、海の哺乳類たちに会えることは多く、特にシャチは1匹見つけられれば周囲に数頭から数十頭の個体がいることが多いです。中には可愛らしい赤ちゃんがいることもあります

いかがでしたか。知床にお越しの折は、ぜひクルージングに出かけて、海からしか見られない雄大な景色や豊かな自然が育むシャチなどの生き物を存分に楽しんでください。

 

知床で見られる海鳥、ケイマフリ

知床では5~8月に赤い足が可愛らしいケイマフリという海鳥を見ることができますケイマフリは絶滅が危惧されており、見ることができるのは大変珍しい鳥ですが、知床特有の自然がその生態系を優しく守っています。本日はケイマフリとはどんな鳥なのか、その特徴と合わせてお伝えします。

ケイマフリとは

ケイマフリ

ケイマフリはチドリ目ウミスズメ科の鳥で、全長40センチほどです。海のカナリアとも呼ばれる美しい鳴き声を持つ鳥で、「フィッフィッフィ」と美しい声でさえずります。目がさめるような鮮やかな赤い足が特徴的で、名前の由来もこの赤い足から来ています。赤い足をアイヌ語でケマフレというのだそうです。黒目の周りの白い文様も可愛らしく、基本色は黒っぽいですが、目を引く鳥です。イカナゴや小型のカレイなどを食べます。潜水能力の高い鳥とされており、時には70メートルほど海を潜るのだそうです。

ケイマフリの繁殖に適した知床

3月から8月の間子育てのために知床のウトロ付近にいるケイマフリを、知床の遊覧船やシーカヤックに乗っているときに見ることができます。ケイマフリは海岸の断崖やその隙間に巣を作る習性を持っており、知床の壮大な自然にはケイマフリの好む繁殖場所が沢山あります。そのため、3月から8月の子育ての時期に、知床周辺でケイマフリの姿を見ることが可能です。3月になると知床の海から流氷が消え、そうするとケイマフリは繁殖期を迎えます。1ヶ月ほど卵を温め孵化すると、巣立ちとなる8月まで子育てを行います。

知床の雄大な自然は多くの動物の生息地となり、様々な鳥の繁殖場所となっています。そんな鳥たちの中でも最も珍しいのがケイマフリかもしれません。遊覧船などに乗った際にはぜひ探してみてください。