知床で見られる海鳥、ケイマフリ

知床では5~8月に赤い足が可愛らしいケイマフリという海鳥を見ることができますケイマフリは絶滅が危惧されており、見ることができるのは大変珍しい鳥ですが、知床特有の自然がその生態系を優しく守っています。本日はケイマフリとはどんな鳥なのか、その特徴と合わせてお伝えします。

ケイマフリとは

ケイマフリ

ケイマフリはチドリ目ウミスズメ科の鳥で、全長40センチほどです。海のカナリアとも呼ばれる美しい鳴き声を持つ鳥で、「フィッフィッフィ」と美しい声でさえずります。目がさめるような鮮やかな赤い足が特徴的で、名前の由来もこの赤い足から来ています。赤い足をアイヌ語でケマフレというのだそうです。黒目の周りの白い文様も可愛らしく、基本色は黒っぽいですが、目を引く鳥です。イカナゴや小型のカレイなどを食べます。潜水能力の高い鳥とされており、時には70メートルほど海を潜るのだそうです。

ケイマフリの繁殖に適した知床

3月から8月の間子育てのために知床のウトロ付近にいるケイマフリを、知床の遊覧船やシーカヤックに乗っているときに見ることができます。ケイマフリは海岸の断崖やその隙間に巣を作る習性を持っており、知床の壮大な自然にはケイマフリの好む繁殖場所が沢山あります。そのため、3月から8月の子育ての時期に、知床周辺でケイマフリの姿を見ることが可能です。3月になると知床の海から流氷が消え、そうするとケイマフリは繁殖期を迎えます。1ヶ月ほど卵を温め孵化すると、巣立ちとなる8月まで子育てを行います。

知床の雄大な自然は多くの動物の生息地となり、様々な鳥の繁殖場所となっています。そんな鳥たちの中でも最も珍しいのがケイマフリかもしれません。遊覧船などに乗った際にはぜひ探してみてください。